現在auで買ったスマホ及びSIMカードを使用している場合、SIMフリースマホの利用は非常に厳しいと言わざるを得ません。個人的にはナンバーポータビリティを利用してDocomoもしくはDocomo系の格安SIMに契約変更するのがおすすめです。
auのSIMカードでSIMフリースマホを使うなら音声通話は絶望的
auの契約には下記の2種類があります
- LTE契約
- VoLTE契約(銀色のSIMカード)
VoLTE契約ではスマホ側でau独自のLTE通話方式に対応している必要がありますが、一般的に販売されているSIMフリースマホではこの通話方式に対応していないため実質通話ができません。
LTE契約の場合、スマホ側でCDMA 2000規格の3G通信に対応している必要があり、こちらも一般的に販売されているSIMフリースマホではほとんど対応していないため実質通話ができません。
つまり、明確にau対応を謳っているSIMフリースマホ以外では音声通話ができないと考えたほうが良いかと思います。
データ通信は可能だけど・・・
一方、データ通信に関しては購入するSIMフリースマホが下記の条件に適合すれば基本的には可能です。
- 4G(LTE)でFD-LTEの通信方式に対応している
- 対応バンドにBand 1(2.0GHz帯)、Band 11(1.5GHz帯)、Band 18および26(800MHz帯)、Band 28(700MHz帯)のいずれかが入っている
が・・・
もっとも多くのSIMフリースマホが対応していると思われるBand 1について、auでは「PHSの電波との干渉を回避する措置を端末側で取る必要」があるとの規定があり、一般的なSIMフリースマホを利用すると規約違反となってしまいます。
このため、実験で人柱になりたい方以外はauのSIMカードを利用することを前提にSIMフリースマホを購入するのはおすすめできません。
また、これらの条件をすべてクリアしたとしても、au回線でiPhone以外のSIMフリースマホをを使う場合は月額500円の「LTE NET for DATA」を契約する必要があったりとホント面倒です・・・
SIMカードのサイズは要確認
購入するSIMフリースマホによっては現在使用しているSIMと大きさが異なる場合があるので、この点も注意が必要です。
現在、一般的なSIMカードは下記の3種類があります。
- 標準SIM
- Micro SIM
- Nano SIM
SIMフリースマホを購入する際には、現在使っているSIMカードのサイズと購入するSIMフリースマホのSIMカードスロットのサイズが同じかどうか確認する必要があります。
現在使用しているSIMカードの方が小さい場合は変換アダプターなどでサイズを変えることも可能ですが、現在使用しているSIMの方が大きい場合はDocomoの窓口でSIMカードの交換手続きが必要となります。
APNの設定は必要
日本国内で販売されているSIMフリー携帯では最初からAPN(接続先設定)が入力されていることもありますが、海外のSIMフリースマホを利用する場合は自分で設定する必要があります。
設定方法は下記記事で紹介していますので参考にどうぞ~